ほぼ日刊ヒトミ通信

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  ゾウの時間ネズミの時間
2011年06月29日 (水)

それにしても暑いなぁ。まだ6月とは思えない猛暑が続いています。

弊社専務の隣家では、お年寄りが汗だくで倒れそうになっていたらしく、事情を聞くと
「テレビで節電せなあかんて言うてるから、クーラー付けてないねん」とのこと。

この国民性が日本の強さだなぁとつくづく思います。しかし、高齢者の方は熱中症の危険が高いので、しっかり涼をとらないといけません。(実際 病院に行ったら軽い熱中症だったそうです)

このあたり、マスコミ等はもっとしっかり伝えて欲しいと思います。

先日東京でM総研の研究員の方が
「実際はほぼ電力削減の目処はついているようなんですけど、『大丈夫だ』と言うとどんどん使いだすので、内緒にしているようです」なんて言ってましたが、

お年寄りほど律儀に節電して熱中症になることは、既に問題視されているのですから、そのアナウンスを怠るならば、またしても行政(&マスコミ)の不作為を問われるのではないでしょうか。


さて、そんな寝苦しい夜ですが、今非常に面白い本を読んでおります。

「ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学」 (中公新書) (本川 達雄著)

有名な本ですので既読の方も多いと思います。私は養老先生の本の中で「名著」として紹介されていたので、前から是非読みたいと思っていたのですが、何故かこのタイミングになりました。

先般、同じ自然科学系の「宇宙は・・・」にコテンパンにやられたので、同じ科学でも腑に落ちやすい生命の話を求めたのかもしれません。

はっきり言って、この本は面白い。

大きさの違う動物は大きければ大きいほど寿命がながくなるけれども、大きな動物はゆっくり心臓が動き、小さな動物は早く鼓動を打つので、結局は一生のうちの心拍数は同じであるとか。

また身体の大きさに関係なく、どんな動物でも体重当たりのエネルギー使用量は同じであるとか。

著者の提示する様々な数値(代謝率や移動速度等)が、驚くべき整合性を持って、あらゆる動物を余すことなく網羅している事実は、

まさに村上先生が「あらゆる生物の遺伝子は、全て同じ言葉で書かれているんですよ」とおっしゃることと繋がり、生命の素晴らしさを感じざるをえません。

少しづつ、楽しみながら読書するに相応しい一冊です。

是非どうぞ。

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