ほぼ日刊ヒトミ通信

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  御上の基準
2018年03月01日 (木)

「働き方改革」なんていう言葉が随分流行っているようで、その中でも「裁量労働制」に関するデータが間違っていたとかで、久しぶりに野党が元気になって国会論戦が盛り上がっているようです。

作文能力では日本一の集団と言える役所の文章に中に、何百か所もデータが間違っていたなんて話を聞くと、「間違っていた」んじゃなくて、一種の「ストーリーづくり」だったのではないかと思うのは私だけではないでしょうし、はっきり言ってしまえば、意見の根拠としてもちだされる「統計データ」というのは、「そういうもんである」と思っていたほうが間違いないんじゃないでしょうか。

昔「ひろさちや」さんの本の中に、嘘には三種類あるという話があったのを思い出しました。

第一「単純な嘘」・・・「ぼくのお父さんは総理大臣だ」
すぐにばれるかわいい嘘ですね。芸能人が写真撮られても、「ただのお友達です」というのはこの部類です。

第二「真っ赤な嘘」・・・「私は資本論の3巻はまだ読んでない」
実は1巻も2巻も読んでないのに、こう言うことによって自分は「嘘」をつかずに、相手に勘違いさせる。かなりたちが悪い感じがします。

最後が「統計の嘘」
その時の例は「アメリカ海兵隊とニューヨーク市民の死亡率を比較して、遥かに低い海兵隊が安全だという海兵隊のPR」でした。

最も健康で屈強な青年集団と、乳幼児から病人・怪我人・高齢者まで含んだ集団を比較する。異なる母集団の比較というのは古典的な「統計の嘘」と言えます。

いずれにしても、「働き方」も「健康増進」も「老後のあり方」も、何から何まで「御上」の基準がまずありきというのがこの国のやり方ですので、しっかり議論して「良き方向」に向けていっていただきたいと願うばかりです。





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