ほぼ日刊ヒトミ通信

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  ビューロクラシー
2018年04月11日 (水)

この欄でも何度か触れていますが、私自身は基本的に「ビューロクラシー」擁護派であります。文書主義、規則主義、融通が利かないということは、その場に面した人間にとっては厄介なことではありますが、

こんなに人口が密集した複雑な社会全体を運営していくためには必要不可欠なものであると考えているからです。電気やガスや道路などの、社会生活に欠かせないインフラの安定は「ビューロクラシー」に寄っているわけであります。

その点で、「融通をきかせる」役人というのは、美談っぽくはありますが、求めてはいけないものであり、もし必要なら原則的に「政治」によって「ルール変更」するのが筋であろうと考えます。言う間でもなくてっとり早く「お金」で「融通」を買うと犯罪になります。

養老先生は以前著書の中で昆虫採集で良く訪問するベトナムの警察官を「お金で融通が利く世界一優秀な警察」と褒めておられました。払った分の仕事はきっちりしてくれると言う意味です。やらずぶったくりのような国よりずっとマシだと。

そう言う意味においても、世界レベルで見て、この国の官僚のモラルはかなり高い(もちろん一部に例外ありますが、一般市民が警官にワイロを渡すなんて意識はほぼないんじゃないでしょうか)

ただし、最近の報道を見ていると「融通」どころか、最も大事な「文書」の扱いなどが随分なことになっているようで、これでは「お役所仕事」という言葉の定義も変えないといけないような感じです。

気の利いたことは望みません。どうか原理的な「ビューロクラシー」の再確立を御願いしたい今日この頃であります。

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