ほぼ日刊ヒトミ通信

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  観察
2018年04月26日 (木)

物事を正しく分析・判断するためには、その前提として正確な現状把握、つまり「観察」が必要なのは言うまでもありませんが、普通の会話はもちろんのこと、重要な会儀や折衝のときにまで、「予断」「推測」「思い込み」に満ち溢れているのは皆様も体験されている通りであります。

私的には、そんな時思い出されるのが、かのシャーロックホームズと愛すべきワトソン君のこんなやりとりです。

<ココから>

ワトソンは久しぶりにホームズを訪ねると、いきなり「最近、ずぶ濡れになったし、メイドはポンコツなようだね」と言われてびっくりします。

理由は単純で、ワトソンの靴に乾いた泥がこびりついていて、それが雑に拭われていた跡が見えていたのです。

ワトソンは言います。

「きみの理由を聞いたら、いつもバカみたいに単純に見えて、自分でも出来ると思う。でも君の推理を聞くたびに、その過程を聞くまで僕は戸惑ってしまう。そして僕は自分の目は君の目と同じだけ良いと信じているんだからね。」

それに対してホームズがはなったのがこの名セリフ

「君は見ている、でも観察していない。その違いは明らかだ」

ホームズ「うちの階段を見たことはあるか?」

ワトソン「何百回も見た」

ホームズ「では、何段ある?」

ワトソンは答えられない。

ホームズ「そこだよ!そこだ!17段だよ、僕は知っている、なぜなら観察しているからだ」

(『ボヘミアの醜聞』より)

<ココまで>

さて、皆様のお家の階段、何段かわかります?

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