ほぼ日刊ヒトミ通信

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  利他に生きる
2018年06月06日 (水)

5月号の「致知」のテーマは「利他に生きる」でした。

社内木鶏で私が選んだのは筑波大学名誉教授柳澤嘉一朗氏の書かれた「利他的な遺伝子を考える」という記事です。流石に稲盛さんのインタビューは恐ろしくて取り上げられなかったですね。

ちょっと軽めの感想文ですが、ご紹介しておきます。

<ココから>

竹内久美子が書いた「そんなバカな! 遺伝子と神について」がベストセラーになり、世の中に「利己的遺伝子」という言葉が一挙に広まったのがもう20年以上前になります。

あの頃に比べて「遺伝子」という言葉は社会の中で一層重要なものとして、その地位を確立したように感じます。

人間の行動が全て遺伝子による「利己的動機」によって左右されているという著者の主張はそのほとんどが、イギリスの化学者リチャード・ーキンスの受け売りではありましたが、一部科学的な裏付けもあり、社会に一定のインパクトを与えたことは事実ですし、今では一つの学説として成り立っています。

逆にその衝撃の大きさによって、今回柳澤博士が唱えておられる「利他的遺伝子」という概念が世の中に生まれたとも言えます。「利己的」だけでは証明できない沢山の事実に対して深く考えるきっかけとなりました。

文中にもありますが、集団で暮らす社会生活の中では、特に生存競争が厳しかった太古の時代においては、「完全に利己的」な個体ならば早晩集団から排除されることとなり、それは「仲間はずれ」というような状態ではなく、当然「死」を意味することになります。

そうやって長い年月をかけて「利他的因遺伝子」を多く持つ現代の人類が生まれてきたのだと思いたいところですが、現代社会の現状を見た時、その説のあやうさを感じることもまた事実です。

ある先生が教えてくれたことで、インターンシップの中学生にも大学生にも、オリエンテーションの時に必ず伝えることがあります。「人間は、一対一で戦ったら、ライオンや虎はもちろん、爪や牙をもつ猿や犬にも勝てないのに、どうして万物の霊長として文明を築いたのか」

「それはひとえに、人間の持つ高い『協力する能力』のお蔭である。一人ではできないことを集団で行う。分担して行う。継続して行う」「これが人間の一番の能力である」と。

だから、その一番初めの行動として「挨拶」するのですよと。

この週末、中学生にたいし、同じ話をしっかりさせていただきたいと思います。

<ココまで>

「協力する能力」の話を聞かせてくれたのは、なんとネッツの大原さんでした。もう10年以上前でしょうかねぇ。懐かしいです。

先日中学生の職場体験がありましたので、きっちり同じ話しておきましたどんな風に感じたかわかりませんが、毎日しっかり挨拶してくれて大変気持ちよかったです。5日間お疲れ様でした。

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